親類のものから西洋製のナイフを貰
って奇麗
な刃
を日に翳
して、友達
に見せていたら、一人が光る事は光るが切れそうもないと云った。切れぬ事があるか、何でも切ってみせると受け合った。そんなら君の指を切ってみろと注文したから、何だ指ぐらいこの通りだと右の手の親指の甲
をはすに切り込
んだ。幸
ナイフが小さいのと、親指の骨が堅
かったので、今だに親指は手に付いている。しかし創痕
は死ぬまで消えぬ。

レッスンコース
| 初級コース | 初心者からバイエル程度 |
| 中級コース | ブルグミュラー25番程度 |
| 上級コース | ツェルニー40番以上 |